食欲の秋ということで、みるみると食欲が増していく時期となっていますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか? 秋は、夏に増えたピッタドーシャ(火と水)が更に乱れていく時期となっており、このピッタの増加とヴァータ(空と風)の増加=涼しい乾燥した風が吹き始めることが相まって、食欲の元であるアグニの火が煽られるように増えていくのです。 この乱れは秋の終わりまで続きますが、このタイミングで次の季節である冬に向けてこの乱れたピッタと体内の毒素を体外へ排出していくものが、アーユルヴェーダの秋のクレンズ・デトックスになります。
この地球上にいる以上、誰一人この自然の流れが引き起こす乱れから逃れることはできません。 このデトックスを行うことにより、ピッタをバランスさせるだけでなく消化器官を休めることができ、消化吸収機能をリセットできます。 冬は一年のなかでも一番食べる必要のある時期です。 この時期にしっかり食べなければ、そして消化・吸収器官が働かなければ、体の組織は衰えていってしまいます。 その準備段階としても、このピッタクレンズ・浄化は必要なものとなっています。 車について考えて頂ければ良いのですが、定期的に検査やメンテナンスを行いますよね?新しいエンジンオイルを入れたり、タイヤの交換など、しっかりとケアをしなければ故障のもとになりますし、燃費も悪くなりますよね。 人間の体もそれと同じなのです。 最古の医療体系であり予防医学とされているアーユルヴェーダは、そのメンテナンス方法を大昔も前から伝えていたのです! 季節ごとのデトックスだけでなく、日常的にもしっかりと身心の浄化を行える知恵がたくさん詰まっています。 YogaForLifeでは、オンラインでもコンサルテーションとデトックスの指導を行っていますので、ご興味ある方は是非、時期が遅くなってしまう前に受けて頂ければと思います。(デトックスの期間は個人の状態にもよりますが、最低でも一週間は必要です) それではまた! 個人の浄化が世界の平和に繋がりますように。 ナマステ Nozomi
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体が呼吸と合わせて動くことでより柔軟性が増したり、呼吸が入って心地よさを感じられたり、ヨガのポーズの効果ももっと感じられるはずです。
そしてこの時の呼吸法は、流派によって様々ありますが、自然な呼吸をしていくと、無理なくスタートできるかと思います。鼻を使って吸う息、吐く息を無理なく継続していきます。 その他ヨガには様々な呼吸法が実はあって、熱を作り出す呼吸、逆に冷却する呼吸、自律神経を整える呼吸などなどたくさんあります。 まずは呼吸を意識してみることが最初のステップなので、難しい呼吸法はあとから練習で全く問題ないのでヨガのアーサナ練習中には息を止めないで呼吸を繰り返すことを大切にしていきましょう。 以下に、日常的に呼吸が浅いと起こりうる不調についても載せておきます。 呼吸の乱れが引き起こす身体の不調 ①肋間筋の過活動による筋収縮によって起こる猫背などの姿勢不良 ②横隔膜の運動機能の低下による背中や肩周りの筋肉の過活動による首こり・肩こり ③おなか周りの筋力低下によるお腹のたるみや、腰痛呼吸が乱れると姿勢が悪くなり、姿勢が悪くなると呼吸がより乱れるという悪循環が起きます。 このように、姿勢が悪い人は呼吸が浅い、呼吸が浅い人は姿勢が悪いと悪循環が引き起こされ様々な不調へとつながっていきます。 呼吸はどこでもいつでもできることなので、忙しい方でも必ず取り入れられる方法です。是非毎日意識して深い呼吸をしてみましょう。 そしてヨガのアーサナ(ポーズ)を練習をする際には、この大切な呼吸を忘れないように。呼吸をしながらポーズをしていくとさらに心身への効果も高まってくるので、是非今まであまり呼吸を意識していなかった方はこれからはヨガは呼吸が大切なんだと意識しながら練習していきましょう! これはオンラインに限らずスタジオレッスンなどでも同じことが言えます。
例えば大人数のクラスやインストラクターが生徒さんをしっかりと見ていない場合には正しいポーズを生徒さんに教えられず、間違った形で生徒さんはポーズを練習し続けているというのが現状です。 これは効果半減どころか、怪我にも繋がるので絶対にやめて欲しい練習の仕方になります。 せっかくヨガのアーサナ練習をしていても、間違ったポーズの取り方では本来得られはずの効果が得られず(特定の部位の筋力アップや柔軟性向上など)、身体のどこかに負担をかけてしまい怪我につながる恐れすら出てきます。 せっかく健康になりたいと思って練習を続けていても、こうなってしまったら本末転倒ですよね。 「ヨガのアーサナを正しく取ること」これこそがヨガのアーサナ(ポーズ)を練習する際の大切なポイントなんです。 普段ヨガのアーサナ(ポーズ)をする時に、マットに着いている足の位置や向き、使っている筋肉の場所や、頭や肩や手の位置など、体の全ての部位を意識して練習していますか?この辺りを意識して使うか使わないかでヨガのアーサナ練習で得られる効果は全くと言っていいほど変わってきてしまいます。 これを専門用語でいうと「アライメント」というのですが、私自身いろいろな流派のヨガを学んできて、アライメントこそがヨガのアーサナ(ポーズ)練習でとても大切だと実感してきました。 ヨガのポーズを練習する時には正しいポーズの取り方を細かく意識してやっていきましょう。ヨガの本には基本的にはアライメントが書かれているのでそこを見逃さないように。 また、スタジオレッスンやオンラインレッスンでインストラクターの方と話せる場合はどんどん質問をして正しいアライメントの位置を教えてもらいましょう! 次回はヨガの効果を得られるためのポイントとして「ヨガの呼吸」について書いていきますね。 お読みいただきありがとうございます。 Megumi 皆さんこんにちは!
アーユルヴェーダオンライン基礎講座講師で、セラピスト&コンサルタントのNozomiです。 今年もまた、夏から秋へと季節が移り変わっていきますね。 それと同じように、私たちの人生・生活の在り方やステージも、移り行くことは当たり前です。 むしろ、同じ場所・環境にずーっといたり、同じことをずーっと続けていると、自分自身の成長につながることや新しい体験をすることが出来なくなってしまいます。 そうすると、一見外側を見れば満たされているはずなのに、なんだか内側では満たされていない感覚になったり。 そんな経験、ありませんか? 私たちの魂は常に、感動することを望んでいます。新しいことを体験したり、様々なことを勉強し続けることは、魂が喜ぶ良い例です。 さて、前置きが長くなりましたが、今日はアーユルヴェーダの知恵を使って、どのように新しい環境や状況を乗り越えていくかについてお話していきます。 私自身、やっと新天地での生活が落ち着きを見せようとしていたなか、予想しなかったことが次々に起きました。 ただ、外界のことは私がコントロールできることではないと分かっていたので、ただただ流れに身を任せることに。 その為、まだきっちりとしたルーティンのある生活ができるまでには時間がかかりそうな日々を過ごしていました。とは言っても、特に朝のアーユルヴェーダ式のセルフケアたちは、日によって出来の差はあるものの、欠かさずに毎日、何かしらは行えていたので、不規則な日々を乗り越えるための柱のような存在になってくれていました。 ルーティンや毎日続けていく習慣は、ヴァータ(空と風)のエネルギーを調整してくれます。 特に新しい環境での生活、仕事、あとは旅行などもすると、このヴァータが乱れやすくなります。 ヴァータは、体の機能として主に神経系、動きを司ります。大腸は、このヴァータの台座となる部位です。 私自身、体質のなかにヴァータも混ざっているので、旅や新しいことを経験したり、いろんな人やものに触れることは大好きです。(体質は、ヴァータ・ピッタ・カファのどれが秀でているかというバランスのことなので、全員に3つのドーシャは備わっていることはお忘れなく!) ただ、新しい環境、状況、人々に触れるということは、その分、5感から入ってくる情報量や刺激が普段・もしくは以前の生活よりも多くなります。ですので、体や頭がはやく順応するように、神経がフル稼働します。 そんな高ぶった神経を鎮めるのに打ってつけなのは、瞑想やプラーナヤマ、黒ゴマオイルを使用したアーユルヴェーダのオイルマッサージ、アビヤンガ。 こちらはセルフケアとしてご自身で全身を定期的にマッサージすることで、肌の保湿と若返り効果だけでなく、血流促進、心身の強化、解毒作用なども期待できます。 また、お風呂に浸かることや温かい飲みもの、食べ物(消化しやすいスープなど)や良質な油性を適度に含めた食事もお勧めです。 アグニ(消化の火の力)も下がりやすくなるので、スパイスを適量とったり、生姜湯を飲むなどしながらケアをしていきましょう。 一日を始める前に、朝起きてからセルフケアのルーティンをすることは、とてもグラウンディングになります。 そしてもう一つ大事なのは、しっかりと休息することです。 そう、しっかり寝てください! 新しい環境や状況に身を置くと、生活のリズムも不規則になりがちですが、なるべく早寝早起きを心がけながらしっかりと睡眠時間を確保しましょう。 寝る前のスマホやパソコンのスクリーンを見る時間を減らすことも大事になってきます。物事は常に移り変わっているので、環境や状況の変化はつきものです。変化があるからこそ、人生が、そして可能性が広がっていくものです。 皆さんも変化を恐れずに、夢や目標に向かって一歩づつ歩み続けて下さいね。応援しています! そして皆さんが、更に健康で、自分らしく飛躍していくことを祈っています。 それではまた♪ Nozomi |